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こども版 信州ツキノワグマ ハンドブック

---The bear booklet for kids---

**English detail is below**


NPO法人信州ツキノワグマ研究会(通称:クマ研)からのご依頼で、「こども版 信州ツキノワグマ ハンドブック」のデザイン・イラストを担当させていただきました。



こども版信州ツキノワグマハンドブック
こども版信州ツキノワグマハンドブック(B5判 / 16P / フルカラー)


私は大学時代、生物科学専攻で将来は「自然に関する仕事がしたい(特に、一般の人に自然の面白さや美しさを伝えたい!)」と思っていましたが、結果全く別の道に進み…(それはそれで楽しかったので良いのですが)。


今回、絵を通して生き物の生態について人に伝える機会をいただき、学生時代の夢が叶ったようで嬉しかったです!

クマ研の方々はさすがクマのプロ。


絵や文章へのこだわりから熱いクマ愛が感じられ、実際のクマに即した内容のハンドブックが完成しました。


私も生物科学専攻者として生物に対する愛や本物らしさへのこだわりにはとても共感するので、一緒にお仕事をさせていただけて本当に良かったです。




山に囲まれた長野県では、人の生活圏のすぐ近くにクマが住んでいます。


本来、クマは山でドングリや植物、虫など自然の物を食べて生きていますが、食べ物を探しているうちに川沿いの茂みなどを伝って人里に下りてきてしまう事があります。





人里には畑の作物や民家やキャンプ場の生ゴミなど、クマにとって美味しい物がいろいろあります。


クマにとっては自然の物も人が作った物も同じ「食べ物」で、あえて人の生活圏を荒らそうとしているわけではありませんが、一度人工物の味を覚えてしまうと何度も人里に通って来て農作物を荒らしたり、バッタリ出くわした人間に驚いて危害を加えてしまったり…


最終的に捕殺されて、クマにとっても、人間にとっても、悲しい結末になってしまいます。




クマがいる環境は自然豊かな素晴らしい環境でもあるので、クマの事を正しく知り、クマと人がお互い安心して共存できるようにしましょう、というのがこのハンドブックの伝えたいこと。


クマにバッタリ出会ったり、誘引してしまう事のないよう、気をつけるべきポイントをわかりやすく紹介しています。





小学校高学年を対象としていますが、漢字にはふりがなを振ってあるので低学年でも読めますし、大人の方に対策してほしい事も書かれていますので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。


「こども版 信州ツキノワグマ ハンドブック」は、長野県内の学校などへ配布を開始しています。一般の方にも配布可能なので、ご希望の方はクマ研へお問い合わせください。


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NPO法人信州ツキノワグマ研究会

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---The bear booklet for kids---

I designed and illustrated a booklet to spread the right knowledge of bears. I am so glad to be commissioned this work because I majored in biology in university and have wanted to do something about nature; especially something like to make people have interest in nature.


This booklet shows the life of bears and tips for avoiding accidents between humans and bears. Although bears are not usually so aggressive to humans, they might attack people when they suddenly bump into people and are surprised. So it's important not to meet bears!


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