台湾チャリ旅イラストブックができるまで

KURIの台湾一周自転車旅の記録が本になりました！

イラスト満載の旅日記と

台湾の日常生活をとらえた風景画を

ギュッと詰め込んだ1冊。

読み進めれば、

台湾をのんびり旅しているような、

そんな気分になれるはず！

デザインは「旅スル紙」の本城知香子さんで、

スケッチブック4冊に及ぶ旅日記を

絶妙に切り貼りして、

ごちゃごちゃ楽しく、

それでいて読みやすいページに

してくださいました。

中ページの雰囲気そのままに

あれこれ載せた表紙も

「旅」らしくてお気に入りなのですが、

台湾の旗と同じ赤色のタイトルと、

白地に赤の日の丸レイアウトで、

「台湾と日本」を表しているとの

デザインのコンセプトも

なるほど、さすが！

と思わせてくれます。

印刷は地元の

藤原印刷さんにお願いしました。

打ち合わせのため、

何度も会社に足を運び、

紙を選んだり、製本方法を決めたり。

プロの目線から見た紙の違いなどを

直接お聞き出来て、

とても勉強になりましたし、

水彩画らしい綺麗な色の再現率も高く、

仕上がりも満足です！

自分の備忘録として、

また、本づくりの流れにご興味ある方の

参考になればと思い、

今回の本づくりのスケジュールを下記にまとめました。

＝＝＝「絵描きKURIが旅した台湾 SKETCH TRAVEL in TAIWAN」制作スケジュール＝＝＝

【2017年3月末】

デザイナーさんに「本を作りたいのですが…」と相談。デザイナーさんとはもともと知り合いで、これまで手掛けてきた作品の出来から、きっと素敵なデザインにしてくださると思える方でした。本づくりも経験あり、とのことだったので、迷わずお任せすることに。

【2017年4月】

デザイナーさんと共に印刷会社へ伺い、打ち合わせ。どんな本にするのか、紙や製本方法はどうするのかetc…

【2017年6月】

旅日記とスケッチの中から、本に収録する部分を選び、どういう順で配置するかを考える。紙に描いてデザイナーさんに見せるが、「暗号のようだ」と言われ伝わらず(笑)アドバイスに従い、本の収録ページと旅日記のページの対応表を作る。印刷会社でもわかりやすいように、スキャン予定のページに通し番号をふる。（人が見てもわかりやすいようにするのが大切！と学ぶ）

【2017年7月】

印刷会社で、本に収録予定のページをスキャン&レタッチしてもらう（10営業日かかる）。水を使う水彩画なので、紙が若干ボコボコしてしまっているが、プロの力によって影が綺麗になくなり、色合いもそのまま！スゴイ～！

【2017年8月】デザイナーさんが本のデータを作成。

【2017年9月】

第一稿完成→確認→修正

（以降、11月7日の校了まで、修正→確認→修正・・・の繰り返し。結局、第七稿にまで及んだ）

【2017年11月14日】

印刷！めったにない機会なので、印刷作業の見学をさせてもらいました^^大きな機械がガシャンガシャン動く現場は新鮮！刷り上がったページをルーペで見ると、CMYKのドットが見える～！とはしゃぐ(笑)

【2017年11月19日】

発行。（↑大安だから）

【2017年11月21日】

納品。お世話になったデザイナーさん、印刷会社の方に渡すため、受け取りに行った印刷所の片隅にしゃがみこんで、本にサイン。いつか有名になってサイン会を開くときには、あぁ、あそこから始まったんだなぁと思いだされることでしょう(笑)

という流れで、8か月かけてやっと完成しました！

フライヤーなど、自分でデザインして、ネット注文できる印刷会社にお願いすることはよくやっていますが、デザインをプロにお願いし、印刷会社さんと三者で進めていくのは初めて。直接打ち合わせができたり（本の制作のことだけでなく、その後の展示・販売方法について相談したり、松本近辺の最新情報交換など毎回楽しかったです！笑）、印刷工程を見学させてもらったり、新鮮な体験ができてよかったです。

本の内容、ご購入方法については、

Bookのページでご案内しております◎

ご覧いただけましたら、嬉しいです^^